こんにちは。WithUpスタッフの野尻です。
先日実家に帰省した際、物置部屋の捨てリングを行いました。
事例としてご紹介致します。
現在私の実家には祖母が一人で住んでいるのですが、その祖母から
「今は私は病気もせず元気に暮らしているけれど、もし私に何かあったときこの家はどうなるのだろうと時々不安に思う。特に2階の物置部屋はお前たちが一人暮らしを始めて家を離れたときから全く片付けられていないし、毎回階段を上って2階に行くのは大変で掃除もそうそうできない」
と相談を受けました。
2階の部屋は以前母が寝泊まりに使っていたのですが、祖父の介護のため母がその部屋を使わなくなり、今はただの物置部屋になっていました。
そこで、私たちも幼い頃よく使った部屋ですし、祖母の心配事を減らしたいという思いで、予期せぬ形ではありましたが妹と一緒に捨てリングをすることにしました。
ビフォーアフターの写真です。
祖母や母のアルバム、思い出の品だけを残して、衣類や消耗品などゴミ袋25袋分を捨てました。
2時間に及ぶ捨てリングの後、祖母に部屋を見てもらったら
「こんなところに鏡台があったことすら知らなかった。ここまでやってもらえたら十分。ずっと気になっていたことを解決してくれてありがとう」
と言ってもらえました。
今回捨てリングをしての気づきは3点です。
①祖母の気にかかることを共有できた
物置部屋は今使われている部屋ではないので、私ももし、普段からそこに住んでいたら掃除の優先順位を下げていたかもしれません。ですが捨てリングをきっかけに話をすることで、祖母の一番の心配事、気にかかっているけど出来ていないことを知ることが出来ました。
②「捨てる決断」は所有者にしかできない
この部屋にあったものはほとんどが私たち姉妹や母のものでした。もともとの持ち主だった私たちですら存在を忘れているものでも、祖母にはそれが大切なものなのか、捨てていいものなのかは判断できません。だから捨てられずにいたのだと思いました。
妹と一緒に、母にも相談しながら行ったので、捨てる基準も共有できました。
③一人ではできない
最終的にゴミ袋25袋分もの捨てリングになりましたので、当然一人ではできません。
今回は妹と一緒に整理整頓をしていたら、それを見ていた叔母や父がゴミ袋の運び出しを手伝ってくれました。
その際にきれいになった部屋を見て、叔母や父も喜んでくれました。
今回は自宅ではなく実家の捨てリングをさせてもらえたことで、改めて捨てリングのすっきり感や基準値を家族で共有できて嬉しかったです。
また、モノを全て捨てるのではなく、「適正量(自分で管理できる量)にする」ということを家族全員で体感できました。
今後も帰省の際には実家の捨てリングをしていきます。
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